かつて、国立音楽大学の名誉教授であり、作曲家、教育者、そして和声学の大家だった竹内剛さんを偲ぶ会が2月25日に開かれた。
それは仲間たちだけの小さいものであったが、それはそれなりに盛り上がった。
竹内先生と言えば、教え子や後輩の面倒見の良いので有名であり現在でも多くの演奏家や、教育者が現場で活躍をしている。
また、その著書も膨大で多くの学生や学習者がその恩恵にあやかっている。
そんな話が、東京青山の庄屋という居酒屋で開かれた。
ここは、竹内先生が生前通いつめたお店。
座る場所からメニューまで決まっていたものだった。
酒は秋田の高清水、そして越後の菊水船口しぼり、
つまみは、タコブツ、トロの刺身、そして中華サラダ等等。
そんなことも話題にしながら会は盛り上がったのだが、
残念なことにメニューの、タコブツと、中華サラダが不人気のためなくなっていた、特にタコブツには驚いたが、最近の人たちは、知らないので、注文が無いと言う、タコのサシミすらないのだ、と言う。
単品より、盛り合わせ、皆が面倒くさくない、考えなくても良いそんな風潮があるのだろうか。
そういえば、2月25日の産経新聞に「レモン〇個分」の情報、と言う記事を思い出した。
レモンを手にとり、それなりに処理して食べる人とサプリメントで一粒でレモン5個分、と言うものをとる人の差のように感じたのだ。
最近の世の中、何かと情報過多の、知識欲優先的な傾向にあり自分で調べたことでもないことをネットなどからの偏った情報だけを取り入れてしまっていることがある。
音楽(音学)も積み重ねの学習、自分の身になってこそ役立つものなのに、、、、、などと。
そんな話題も含め盛り上がったのだった。
教えるほうも教わるほうも規格化、システム化されしすぎて中々レモンを手にとって食べる、と言う話にはならないのである。
と言いつつ「高清水」の向うに剛さんの笑顔を思い出しながら夜は更けていった。
お集まりの皆さんご苦労さんでした。
庄屋の「村上さん」これに懲りずに、またよろしくお願いします。
by マエストロ・コバ
音楽小噺 210 #さん、b…